ジョン・ガードン博士を招き「生命環境学専攻設置記念シンポジウム」を開催

2016年3月17日 トピックス

 平成28年3月10日(木)、医学部キャンパス臨床講義棟大講堂において「生命環境学専攻設置記念・発生工学特別教育プログラムキックオフシンポジウム」が開催されました。講師として、平成24年のノーベル医学・生理学賞受賞者であるジョン・ガードン博士(イギリス・ケンブリッジ大学)をお招きしました。

 シンポジウムでは、はじめに早川正幸理事・副学長の開会の言葉、黒澤尋生命環境学専攻長による生命環境学専攻及び発生工学技術開発・実践特別プログラムの概要説明、若山照彦発生工学研究センター長により発生工学技術を応用した研究成果ついてプレ講演が行われました。そして、ガードン博士が “The Saga of Nuclear Reprogramming”「核の再プログラミング(初期化)研究の系譜」という演題で、体細胞の初期化に関する研究の歴史について約60分の講演を行いました。会場からの質問にも丁寧に答えてくださいました。

 会場には、発生・細胞生物学分野の研究者に加え、県内の高校生、山梨大学の学生・教員など、400人を超える大勢の人々が詰めかけ、熱心に聴講しました。シンポジウムは成功裏に終え、山梨大学にとって真に記念となるイベントとなりました。