「やまなし観光産業活性化シンポジウム」を開催

2016年1月28日 トピックス

 1月22日(金)、ベルクラシック甲府(甲府市)において、「やまなし観光産業活性化シンポジウム」を開催し(主催:山梨県、共催:山梨大学)、観光関係者や本学教職員・学生など160名超が参加しました。

 山梨県の基幹産業である観光分野の重要性や将来性が一層高まる中、平成28年度より生命環境学部に「観光政策科学特別コース」を新設する本学と「やまなし観光産業活性化計画」策定を目指す山梨県が協働して、人材育成や生産性向上などの方策を探るために開催しました。

 新井ゆたか 山梨県副知事及び早川正幸 本学理事・副学長による開会挨拶の後、東 徹 やまなし観光産業活性化計画検討委員会委員長(立教大学観光学部教授・観光研究所長)が「やまなしの観光産業と地域活性化」に向けた基調講演を行い、同計画案をもとに山梨県を活性化させたいと述べられました。

 また、小田禎彦 石川県和倉温泉「加賀屋」相談役が「おもてなしの心 加賀屋の流儀」と題した特別講演を行い、現場での接客や旅館経営など様々な経験から、新しい観光形態が誕生し観光ニーズが多様化する昨今、東京五輪招致で流行した「おもてなし」の心と、正確性とホスピタリティを兼ね備えた「サービス」を提供すべきとのお話がありました。

 最後に、「観光産業の『稼ぐ力』と『働く魅力』」についてパネルディスカッションが行われ、「素材頼みではなく、リゾートとコンベンションを両立させるべき」「観光を通して人・社会・地域の将来性を考察できる多様な人材を育成すべき」などの活発な意見が交わされました。