「水素・燃料電池技術支援室」を開設しました。

2015年6月12日 トピックス

 平成27年6月1日(月)、山梨県、公益財団法人やまなし産業支援機構と連携して、県内企業の水素・燃料電池分野への参入を支援し加速させるため、本学の社会連携・研究支援機構に「水素・燃料電池技術支援室」を新設しました。

 産業界、特に地域産業界と強く連携して、山梨大学がこれまで進めてきた国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)事業や水素・燃料電池関連の研究成果の実用化展開を図ると同時に、豊富なノウハウと世界最高レベルの研究施設や設備を駆使して、県内企業への積極的な技術支援を目指します。

 また、平成27年6月5日(金)、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)から「固体高分子形燃料電池利用高度化技術開発事業」の選定結果が公表され、本学を代表とする産学連携チームの提案が採択されました。

 この事業は、平成27年度から平成31年度までの5年間で実施されます。本学では、燃料電池ナノ材料研究センターとクリーンエネルギー研究センターを中心に、燃料電池自動車の「(1)更なる出力性能の向上、(2)貴金属使用量の低減、(3)耐久性の向上」に取り組み、現状より性能を10倍程度向上させるため、電極触媒材料や電解質材料の新たなコンセプトを提案し、平成37年頃に市場投入される次世代型の燃料電池自動車など産業界による実用化につなげます。

IMG_8873-320x224
「水素・燃料電池技術支援室」看板除幕式の様子
右から安藤輝雄氏(公益財団法人やまなし産業支援機構理事長)、平井敏男氏(山梨県産業労働部長)、島田眞路学長、飯山明裕室長(水素・燃料電池技術支援室長)